そもそもHigh&Lowって何が「High」で何が「Low」なの?

バイナリーオプションの代表的な取引に「High&Low」」がありますが、正直詳しく知らなくても取引はできてしまいます。しかし、何がどうなっているのか理解してからでないと取引をしたくない人もいるでしょう。
そんな人のための解説です。
まず、バイナリーオプションは二つのモノの価値の差で利益を得る取引です。
モノとは通貨や株式、株価指数、商品のことを言います。
このモノのことを「取扱銘柄」といい、業者によって種類が異なります。
ここではだいたいの業者にある「通貨」を例に解説していきます。
日本の通貨は「円」ですが、アメリカの通貨は「ドル」です。名前が違うだけでなく、国が違えば価値が変わってきます。よく円高、円安という言葉を聞くと思いますが、どちらの価値が高いかを表すものです。円高は円の価値が高く、円安はその逆です。
1ドル何円で表しますが、1ドル=100円より、1ドル=90円のほうが円高です。
数字が下がるので、逆に感じてしまう人もいると思いますが、両替で考えるとわかりやすいでしょう。
アメリカの両替所で両替するとき、1ドル100円のときであれば100円が必要で、90円のときは90円が必要です。円の価値が高いため、円高のときは少ない円で1ドルに交換できるのです。
この二国間の差を「為替相場」といいます。
やっと出てきたこの為替相場ですが、これを使ってバイナリーオプションの取引は行われます。
為替相場(為替レート)はグラフで表示され、常に上下に動いています。上に動くと「円安」、下に動くと「円高」ですね。High&Lowでは、このグラフが上に動くと予想するのが「High」、下に動くと予想するのが「Low」です。
それではなぜ、為替相場の動きを当てることで利益が発生するのでしょうか?
その秘密は、一見「High」か「Low」を買っているだけに見えて「売買」しているからです。正確にはHighを予想した場合は「コール」と呼ばれ、通貨を「買う」権利を購入しています。Lowを予想した場合は「プット」と呼ばれ、通貨を「売る」権利を購入しています。
この権利を購入するというのがわかりにくい部分ですが、バイナリーオプションでは少し先の時間60セカンズでは「60秒後」に今の価格で売り買いする権利のことです。
今の価格(購入した時点)と、実際に売り買いするときの価格(60秒後)では通貨の価値に差が出ていますよね?なので、予想が的中すると利益が出るという仕組みが成り立つのです。
購入時点が1ドル100円で、Highを予想して、60秒後の通貨の価値が1ドル=110円だったとします。これは「コール」で100円で買った通貨が110円になっているため、10円の差が利益となります。プットの場合は100円で売る権利を購入して、90円になったとして、10円高く売れるので利益が発生します。
バイナリーオプションの場合は、ペイアウト率(払い戻し額)が一定なので、いくら差がついていても一定の倍率で払い戻しがされ、安定した収益を得ることができる仕組みです。
そもそも短時間の取引なので、そこまで相場が動くことはないでしょう。
文章で読むと難しく感じるかもしれませんが、実際に何度か取引をやってみるとすんなり理解できるはずです。
※厳密にはプレミアと呼ばれる手数料も関わってくるのですが、ややこしくなるので別の機会にしましょう。

にほんブログ村
関連記事

ピックアップコンテンツ
業者から選ぶバイナリーオプション

証券会社が運営する「業者」に口座開設をしなければバイナリーオプションは始められません。逆に言えば口座開設だけ出来れば、すぐにバイナリーオプションを始めることができます。 続きを読む>>